肉離れ再発予防に効果的な成分は?

クレアチンは肉離れ予防にどんな効果?

クレアチンは肉離れ予防にどんな効果?

 

クレアチンは、体内のエネルギー産生にとって重要な成分です。
筋肉を修復する効果や持久力を高める効果をもちます。

 

脳細胞や筋肉の活動源となるエネルギーのことをATP
といいますが、それを再合成するはたらきがあるのです。

 

だから、脳の活動にも影響し、記憶力の向上や
学習能力をたかめるといった効果もあるのです。

 

肝臓や腎臓において、アルギニン、グリシン、そしてメチオニン
といったアミノ酸からクレアチンは作られます。

 

しかし、作られる量は1日に必要なクレアチン量の
約半分にしかならないため、クレアチンそのものを体外から
積極的に摂取する必要もあります。

 

他のアミノ酸のように筋肉の材料になるというのではなく、
筋肉の活動をレベルの高いものにすることで、
より強い筋肉を作るというのがクレアチンの特徴です。

 

クレアチンは、日ごろの運動の能力向上や、
筋肉メンテナンスにいいばかりではありません。

 

骨折、あるいは肉離れなどでギプスを装着し、
筋肉を使わない期間が長く続くと筋肉がやせ細りますよね。

 

こんな時でもクレアチンを摂取することで筋肉を修復し、
回復を早める効果がクレアチンにはあるといわれています。

 

予防だけでなく、肉離れをやってしまった時にも
採用したい成分といえます。

 

そんなクレアチンの必要摂取量は?摂取の際の注意点は?

 

クレアチンの1日の消費量は、普通2g程度といわれます。
さらに肉離れの予防その他筋肉のメンテ、ビルドアップを
考える人は5g程度が必要のようです。

 

肉や魚などに含まれる成分ですが、その含有量は、
例えば牛肉だと1kgあたり4.4g、豚肉だと5g、
アジだと、約7g、サケなら4.4gなどです。

 

1日5gのクレアチンを摂るには豚肉を1kg
毎日食べ続けなければならないということになります。

 

さらに、焼くなどの熱調理をすると、クレアチン量が7割くらいに
減ってしまうので、さらにたくさんの量を食べなければいけません。
ちょっと現実的ではないですね。

 

やはりクレアチンも、サプリなどで効率的に摂る必要が
ある成分といえそうです。

 

ちなみにクレアチン摂取時の注意点は?

 

大量のカフェインと一緒に飲むとクレアチンの効果が
阻害されてしまいます。
コーヒー4杯に相当するカフェインです。

 

またクレアチンには副作用はないといわれていますが、
過剰に摂取すると腹痛を起こしたり、尿が増加したり
という場合があるそうなので、過剰すぎる摂取は禁物です。

 

あと、糖質と一緒に摂り、トレーニングをすると効果が高まる
ということですから、食後すぐのタイミングなどに飲むのが
よいでしょう。

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