肉離れ再発予防に効果的な成分は?

肉離れ予防におけるメチオニンの役割は?効果、必要摂取量は?

必須アミノ酸の一つメチオニンについて調べました。
メチオニンは、牛肉や鶏肉などの肉類、チーズや牛乳、
マグロ、カツオ、納豆や豆腐、ナッツ類に含まれている成分です。

 

血中のヒスタミンの濃度を下げ、アレルギーを抑制する効果を
もつほか、肝臓で毒素や老廃物を排除するのを促進したり、
発毛や育毛にも効果を発揮するといいます。

 

さらに、メチオニンの重要な役割の一つに、
クレアチンという成分を体内で生成する役割があります。

 

筋肉、あるいは肉離れ予防に関するメチオニンの効果
このクレアチンという成分を作り出すことです。

 

クレアチンについて詳しくは別の記事に書きますが、
体内のエネルギー産生に重要な成分で、筋肉の修復効果、
持久力を高める効果を持つ成分です。

 

そのメチオニン、1日の必要摂取量は?

 

さて、メチオニンの1日の必要摂取量は?
1kgの体重あたり10mg程度が必要量です。

 

これは最低限「必要」な量で、筋肉を増やす、運動をする、
あるいは肉離れを予防するなどの人には、
13〜15mgが目安の量と言えます。

 

つまり体重60kgの人なら800ないし900mg
ということになります。

 

では、この量を食事でとれるのか?ですが、
最もメチオニンがたくさん含まれているのがマグロの赤身です。
その含有量は赤身100gにつき760mg。
まぐろ(生)
800〜900mg摂るには120g程度のマグロの赤身(生)を
食べなければなりません。

 

これ、結構な量ですよ。それも毎日ですからね。
仮に食べきれるとしても、お金がかかりそうですね・・・。

 

他の栄養の摂取も含めて、サプリで補う必要のある
成分といえるでしょう。

 

最後にご注意を。
メチオニンの過剰摂取は、逆に害になります。

 

過剰に摂取すると、悪心、嘔吐、めまい、低血圧といった副作用
をおこす場合があるほか、血中コレステロール濃度が
高くなることにより、動脈硬化の発症リスクが高まります。

 

サプリなどで摂取する場合はご注意ください。

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