必須アミノ酸バリンは肉離れ予防にどんな効果？必要摂取量は？

必須アミノ酸の一つ、バリンは、筋肉を強化・修復したり、
肝硬変の改善、そして美肌の効果をもつ成分です。

ロイシン、イソロイシンとともに３つでＢＣＡＡと呼ばれており、
このＢＣＡＡは筋肉を構成するたんぱく質の約３５％を占めます。

ＢＣＡＡは激しい運動の後に傷ついた筋肉を修復するのに
効果的であることがわかっています。

また、血液中の窒素量のバランスを整える効果を、
バリンは持っています。

どういうことかというと、血液中には窒素が存在し、
その窒素を取り込むことで筋肉は成長します。

しかし、体内に存在する窒素と、体外に排出される窒素の量の差が
正常でなければそれは不可能になります。

体内に留まる窒素と排出される窒素量の差、つまり窒素バランスを
プラスにもっていく効果を持つのがバリンという成分なのです。

筋肉の修復効果、そして窒素バランスをよくする効果という点で、
バリンは肉離れの予防や再発防止によい成分といえます。

バリンは、プロセスチーズ、子牛肉、レバー、そして落花生などに
多く含まれています。

その１日の必要摂取量は、体重１ｋｇあたり２６ｍｇ。
体重６０ｋｇの成人に換算すると、１５６０ｍｇとなります。

上記の食品に豊富に含まれている成分なので、
普通に食べていれば不足することはありません。

しかし、ＢＣＡＡは、３種類をバランスよく摂ることで
はじめて効果を発揮する成分です。

食品の種類を１種類にするのではなく、何種類かを組み合わせて
食べればＢＣＡＡはバランスよく摂ることが可能ですし、
もちろんサプリで摂るのもありだと思います。

ただ、ＢＣＡＡをメインにしたサプリよりは、ＨＭＢやその他の
アミノ酸をメインにしつつＢＣＡＡを配合したサプリの方が
効果的かもしれませんね。

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肉離れ再発予防に効果的な成分は？